Dockerは「自分のマシンでは動く」を「どこでも動く」に変えてくれます。VPSでコンテナを使ってアプリをデプロイすれば、依存関係を手作業で大量にインストールするよりずっと楽です。本ガイドではインストールから最初のコンテナ起動までを解説します。

1. なぜDockerか

  • 環境の一貫性:アプリと依存関係をイメージにまとめるため、ローカルで動けば本番でも動きます。「依存関係地獄」から解放されます。
  • クリーンな分離:アプリごとに1コンテナ。システムを汚さず、削除してもゴミが残りません。
  • 高速デプロイ:コマンド1つでイメージを取得し、よく使うサービス(データベース、ブログ、パネル)を起動できます。

2. Dockerのインストール

Ubuntuでは公式スクリプトが最も簡単です:curl -fsSL https://get.docker.com | shdocker versionで確認します。複数コンテナの管理にはdocker composeプラグインも入れておきましょう。

3. 最初のコンテナを起動する

  • テスト:docker run hello-world — ウェルカムメッセージが出れば正常です。
  • Nginxを起動:docker run -d -p 80:80 nginx、ブラウザでIPを開いて確認。
  • -dはバックグラウンド実行、-p ホスト:コンテナはポートマッピングです。

4. docker composeで管理する

複数コンテナ(例:サイト+データベース)にはcompose.yamlを書きましょう。docker compose up -dひとつで全部起動、downで全部停止。設定はバージョン管理でき、大量のrunコマンドよりずっと明快です。

5. よくある2つの落とし穴

  • データ永続化:コンテナを削除するとデータも消えます。重要なデータは必ず-vボリュームでホストにマウントしましょう。
  • ポートとファイアウォール:ポートをマッピングしても、外部アクセスにはVPS/クラウドのファイアウォールでの開放が別途必要です。