VPS がまだ Ubuntu 22.04 LTS で動いているなら、更新を日程に組み込む時期です。22.04 の標準サポートは 2027 年 4 月に終了します。その時点で公式の無償のセキュリティと保守の更新が止まり、この版に留まることは脆弱性に修正が出なくなることを意味します。締め切りまでまだ時間があり、最後の瞬間に慌てて作業するのではなく、落ち着いて計画するのに向いた時期です。

まず重要な時点を押さえる

  • Ubuntu 22.04 LTS:標準サポートは 2027 年 4 月まで。その後は Ubuntu Pro の ESM で 2032 年まで拡張セキュリティ保守を受けられ、Legacy の追加サポートは最長 2037 年まで延ばせます。
  • Ubuntu 24.04 LTS:標準サポートは 2029 年 4 月まで、ESM は 2034 年まで続きます。現時点で最も堅実な着地先です。
  • 更新の経路:Ubuntu は LTS を一つずつ上げる更新しか支持しません。まだ 20.04 のサーバーは、まず 22.04 へ、次に 24.04 へと進む必要があり、一足飛びはできません。

三つの選択肢

  • その場で更新(do-release-upgrade):手間が少なく、構成が単純でサービスの少ない機械に向きます。第三者のリポジトリ、自前で構築した部品、古い設定ファイルが更新中に問題を起こす危険があります。
  • 新規導入と移行(推奨):24.04 の新しいインスタンスを立て、アプリとデータを移し、確認できてから DNS を切り替えます。旧機は数日残して切り戻し手段にします。本番環境で最も堅実な進め方です。
  • ESM を購入して延命:当面更新できない遺産系に向きますが、これは緩衝であって終着点ではありません。

更新前の確認事項

  • まず完全なバックアップかスナップショットを取り、それが本当に戻せることを確かめてください。検証していないバックアップは無いのと同じです。
  • ソフトウェアの版の互換性を棚卸しする:24.04 は PHP、Python、MySQL や PostgreSQL、OpenSSL などの主要な版が新しくなっています。古いアプリは新しい版でそもそも動かないことがあるので、先に検証機で確かめてください。
  • 第三者のリポジトリと PPA を整理する:互換性のないリポジトリは更新失敗の最も多い原因です。更新前に無効にしておきます。
  • 保守の時間帯を確保し、切り戻しの手順と SSH の予備の入口を用意して、更新の途中で接続を失わないようにします。

ついでに構成も整える

版の更新は「もう一度やり直す」またとない機会です。移行のついでに、当初その場しのぎで済ませた設定を整理できます。実際の負荷に合わせてインスタンスの仕様を見直す、後の移行に備えてサービスを容器化する、利用者により近い地域へ配置する、自動バックアップを整える、といったことです。

SharkCloud は Ubuntu 24.04 LTS などの主要なイメージを提供し、新しいインスタンスを素早く立てて並行移行と検証を行えます。サービスを止めずに世代交代を終えられます。