「この VPS は実際どれくらい速いのか」。感覚では判断できないので測定します。本記事では手軽なものから精密なものまで 3 つの方法と、結果の正しい読み方を扱います。
方法 1:speedtest-cli(最も手軽)
VPS に speedtest の CLI を入れて実行すると、近隣のサーバーを選んで上り下りの帯域を測定します。注意点として、これは VPS から測定サーバーまでのスループットであり、通常は高速に出ます。あなたの手元から VPS までの速度とは別物です。
方法 2:実ダウンロード試験(体感に最も近い)
VPS のウェブルートにテストファイル(dd で生成した 100 MB のファイルなど)を置き、手元のマシンからダウンロードして実際の速度を見ます。これは利用者が通るのと同じ経路なので、体感を最もよく反映します。ダウンロード速度(MB/s)× 8 ≈ 帯域(Mbps)です。
方法 3:iperf3(2 点間の精密測定)
iperf3 は 2 台の間で直接トラフィックを流します。VPS でサーバーを動かし、手元のクライアントから接続します。上りと下りを個別に測定でき、並列ストリームで回線を飽和させられるため、「100M プランなのに 20M しか出ない」といった疑問の切り分けに向いています。
結果を読む 3 つの要点
- 時間帯を変えて測る:国際回線は夜間ピークに遅くなります。1 回の測定では何も証明できないので、朝・昼・夜に測ってください;
- 帯域と遅延を切り分ける:帯域は十分でも遅延が大きいと、大きなファイルは速く落ちてもページ表示は遅いままです。遅延は ping、帯域はダウンロードで確認し、両方測ります;
- 単一ストリームが遅い=回線が悪い、ではない:国際間の単一 TCP ストリームはパケットロスに敏感です。並列で回線を埋められるなら素の帯域は問題なく、調整(BBR 輻輳制御の有効化など)で改善します。
実測値がプランの表記と大きく食い違う場合は、測定した時刻・方法・結果を 00Shark サポートへお送りください。回線の変動か設定の問題かを切り分けます。