CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)は世界中に配置されたエッジノードの集合で、サイトの静的アセットを利用者の近くにキャッシュします。訪問者は近隣のサーバーからデータを取得するため表示が速くなり、オリジンの負荷も下がります。

1. CDN が解決すること

  • グローバルな高速化:海外の利用者が毎回オリジンに接続せずに済みます。
  • 耐障害性:突発的なトラフィックをエッジが吸収し、オリジンを守ります。
  • 帯域の節約:大半のリクエストがキャッシュに当たり、オリジンの送信量が大きく減ります。
  • セキュリティ:オリジンの IP を隠し、DDoS や WAF の防御を追加できます。

2. 必要になるとき

次のいずれかに当てはまるなら導入の価値があります。利用者が世界や複数地域に分散している、画像・動画・JS・CSS など静的アセットが多い、公開やセールで急増がある、オリジンを隠して防御を足したい。単一都市向けの小規模サイトでは効果は限定的です。

3. 無料と有料

Cloudflare の無料プランで個人サイトや中小サイトの大半は足ります。オリジンへの取得方法、ヒット率、中国向け経路に厳しい要件がある商用サイトは有料 CDN を検討してください。

4. 設定の進め方

  • DNS を CDN に移し、プロキシを有効にします。
  • キャッシュ規則を設定します。静的アセットは長め、HTML と API は短めまたはキャッシュなし。
  • HTTPS、HTTP/3、Brotli 圧縮を有効にします。
  • オリジンへのアクセスを CDN の取得元 IP に限定し、さらに隠します。

5. 注意点

動的コンテンツをキャッシュすると不具合が起きます。静的と動的を丁寧に分けてください。中国本土の利用者が対象の場合、一般的な海外 CDN の中国向け品質は平凡です。優良回線や中国向け CDN を検討してください。VPS に合わせた CDN 設計のご相談は @aliyun370 まで。