同じデータセンターで同じ構成の VPS 2 台でも、中国本土の利用者にとっての体感はまったく違うことがあります。その差はたいてい機械ではなく「回線」です。本記事では中国向け最適化回線を解き明かし、事業者の言う CN2 GIA や BGP が何を指すのかを説明します。

1.「回線」とは何か

回線とは、トラフィックが中国本土へ戻るネットワーク経路のことです。経路が良いほど迂回が少なく、パケットロスが低く、ピーク時も安定します。帯域をいくら大きく謳っても、回線が悪ければ夜はやはり詰まります。

2. よくある回線を悪い順から

  • 通常 BGP / 国際回線:最も安価。日中は使えるが、ピーク時に迂回やロスが頻発。
  • CN2 GT:China Telecom の最適化回線。通常の国際回線より安定し、価格は中程度。
  • CN2 GIA:China Telecom の最上位回線。ピーク時に最も安定し、遅延は最小、価格は最高。本土の有料利用者向けの第一候補。
  • CMI / China Mobile 直結:China Mobile の利用者に特に有利で、価格性能が良好。

3. 回線の見分け方

  • traceroute や mtr で、戻りの経路が 59.43.x.x(China Telecom CN2 の目印となる範囲)を通るかを確認します。
  • ピーク時(20:00〜23:00)に遅延とロスを測ります。日中より実態を反映します。
  • 事業者は通常、回線種別を明示します。分からなければサポートに尋ねてください。

4. 購入時の助言

  • 本土の有料利用者に向けた遅延に敏感な用途(ゲーム、動画、リアルタイム)→ CN2 GIA か優良な戻り回線を優先。
  • 国際向けのみで中国への遅延が問題にならない → 通常回線の方が費用を抑えられます。
  • 香港と日本は地理的に近く、良い回線なら戻り遅延は 30〜60 ミリ秒まで下がります。

SharkCloud の香港と日本のノードは本土からのアクセス向けに回線を最適化しています。詳細は Telegram @aliyun370 のサポートまでお問い合わせください。